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2014年1月13日 (月)

はじめの一歩

はじめの一歩の必殺技のデンプシー・ロール。前傾姿勢で8の字∞を描きながら反動で相手を倒す。がんばれ元気のアッパーストレートに対抗するような絵的にサマになるリアリティあるアイデアですね。

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ボクシングに於ける前傾姿勢を生み出したジャック・デンプシーは黄金と狂騒の1920年代のスーパースター。8万人以上の観客を集め、はじめてボクシングのTV放送(90年前に!!)されたりでベーブルース、チャップリンと並び黄金狂時代の超スーパースターなのです。
この様な方ですから、オーロラ社はプラモデルで1965年に販売しました。
パチパチパチ。
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1965年というと・・↓日本のホビー界はこんな時代です。
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イマイの707、河田のノーチラス、大滝の海底軍艦っと潜水艦が日本の河、池、銭湯に氾濫した年・・・
プラモ=オモチャ?そんな時代に伝説のヒーロー、ジャック・デンプシーをプラモにする国・・・既にプラモが玩具ではなく大人の為のホビーだった事が伺えます。
この歴史的なプラモも組み立て済みなら、数千円・・・1万円以内で安価に手に入れれる事だと思います。その手順から簡単に書いて行きます
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ツボはキレイに落とさない事・・・これはスタチュウも同様に要らん労力を使わず、ソレを活かそうと考えましょう。
だからベース、マットなどはキムワイプにエタノールを染込ませ拭くだけ!!です。
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しかし・・・あろう事かグレーのサーフェイサー下地が塗られていた為、塗膜が厚く落とす必要がありました。
何度も書きます。コノテの模型にグレーサフは要りません。
しかも成型色を埋め尽くすようなサフ吹きは決してやっちゃいけません。
その後の塗装の乾燥を遅めるばかりではなく塗料の明度-彩度共に上塗りする色味を下げてしまい色相コントロールを鈍らせます。
さらに指紋も付き易くなり、塗膜も厚くなることで溶剤系パテ、溶剤系接着跡も製作後に退けて跡が浮き出て来たりする原因にもなります。
つまりポリパテ、ラッカーパテ使う人はグレーサフの厚塗りすると数ヶ月後~数年後、アレッ!?って事になります。
業種が少し違いますが人間サイズのエアフィルター使ってコンプレッサーにも熱風式エアドライヤーを通してナンテ工房もありますが、一般的ではありません。
ただ、型取りを前提とした原型とか、商品原型写真、大きな面を基調とするメカ系の模型にはとても有益だと思います。
そもそも模型製作記事にサフが登場するのは一般模型誌より車雑誌の模型コーナーだった憶えがあります(30年以上前!?)。まだガレージキットが一般化していない頃でした。そこでキズがわかり易い、パテの色跡を消しやすいが主の理由でした。一般的に下地塗装で最も重要なのがプライマーであり、その当時一番手に入れ易いプライマーがソフト99のグレーサーフェイサー入りのプライマーだったので、プラサフグレー=下地になったのではないか?っと時系列を辿ると思えてきます。
グンゼ産業のメタルプライマーは自社製品のダイキャスト/ホワイトメタル製クラシックカー/クラシックプレーン用として販売されたと思います。だからメタル用なんです。
一度、アイテムによる下地学を考えたいもんです。
因みにリターダーも模型誌より別冊ジャンプのプラ模型新聞の方が先に「キレイに塗る為にはリターダーを混ぜよう!!」と紹介したと憶えてます。コレ読んだ少年は模型店ではなく塗装店へ走り一斗缶を買うハメになった憶えがあります。
その後グンゼからリターダー出ました。
・・・同時に艶消し剤も代用品として歯磨き粉紹介してましたが、回も進み薬局で炭酸マグネシウムが安くてよいとの事(500円)で薬局走りましたよ(*^-^)。40年経った今でも未だに使える量です(笑。
そんな有益情報?もナント「ジャンプ」に載ってたのですw(゚o゚)w
模型創りをフォーマットのように示すのも初心者には親切だと思います。
しかし、ソコに囚われると表現の幅が狭くなる可能性もあるでしょう。
失敗を恐れて「偉大な発見」を逃すかもしれません。もう一度おおらかに考えるのも愉しいと思います。
模型塗装に於いて「はじめの一歩」は、サフはいらんです。
ハイ、数年に一度、書き続けている事です。お粗末でした(^-^;。
して、今回はMrペイントリムーバー使用しましたがソコソコ取れてくれました。
完全に取らなくとも年代的なユルさも味なので、取り残りもあっても気にせず塗装します。
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こういったフィギュア関係はマジスカのフレッシュ、MSPのブラウン、Zブラシの元の色・・・オキサイドレッドに51フレッシュを少々混ぜたような肉色の下塗りを奨めています。
この当時、模型店で扱うパテの主流はイサムパテと云うオキサイドレッド色をした非常にプラモに喰い付きのよいパテがありました。(タミヤパテのOEM元ですね)
ナントカね、アレ、もう一回出して欲しいもんです。フィギュアでは溶きパテで肉色下地が出来るし、車も当時の車の板金屋さんの雰囲気でるし、戦車、飛行機でも自然に使える・・・塗料でもなくスプレーでもなくチューブがエエんです。・・・やろかな?
さてどんな人種でも一皮剥けば肉色です(笑。つまり乾いた肉色のような色が量感わかりやすく、NSPオキサイドカラーを下地に塗る方が理論的にも透明感ある階調の上げ方がやり易いはずです。
今回は南米系のフィルポ、レフリーなのでデンプシー含め肉色から立ち上げました。
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スケールは1/14なのでマスキングガムだけでガンガンエアブラシで仕上げれるスケールです。ここまでエアブラシ一本です。汗まみれのツヤツヤも似合いますね。
フィルポの腫れた顔面もエエ表現されてます。
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資料みても、映像みてもモノクロなので箱絵を見ながら作業を進める・・・模型の原点ですよね・・・こうゆー模型はイメージ蓄えイッキに即日仕上げに限ります。
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このね、僧帽筋と広背筋・・とても50年前のプラモデルに見えないでしょ。
またボクサーパンツの質感などなどオーロラはゲージュツですね。
このような微妙な凸凹をサフで埋めるナンテ勿体無いです。
塗膜は極力薄くし、オリジナルの彫刻の良さを最大限に引き立てましょう。
ボクは殆どパテも使いません。メーカー設計者はパテなんて考えてませんから殆どの場合、合います!! 
組み付けが一カ所悪くすると、ソレに合わせて行くからパテだらけになるんです。
また量感を保たせたい時にはランナー挿み込み、削りプラ粉注入盛付けで対処します。
同素材でまとめるのが時間的にも強度的にも事後変形もなくBESTでしょう。
多少のカケ、ヒケは伸ばしランナー融着で済ませます。その方が事後跡とか出て来ません。
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肌の調子を整え、ヘアーなどマスキングガム頻繁に使用して殆どエアブラシで上げちゃいました。マスキングガム¥300ー絶賛販売中!!です
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付属プレートは黒吹いてペーパーがけでモールド色の象牙が出て来てなんとも云えんエエ感じのタイトルネームプレートが出来上がります。
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戦前の黄金の20年代を再現した戦後の黄金の60年代のプラモでした。
ヴィンテージモデルこそ1dayフィニュシュが楽しめます。
スケールは1/14と云う箱合わせのスケールです。どうでもエエんですよ。大きさナンテ。プラモ造型してもらう事・・・コレが一番です。
そいえばマスキングガムもジツは戦前の偉大な失敗(←勝手に云ってル)から産まれたものです。
戦局の拡大につれゴムの需要が多くなり、米政府が天然ゴム以外、合成ゴムの研究を発令し、様々な合成ゴムが出来ました。そのうち不採用になったもののヒトツがマスキングガムです。使いモンにならんって・・・それが70年の時を経て、模型用マスキング材としてデヴューしました。
少しドラマティックでしょ(*^-^)
ヴィンテージに敬意を表しストレート組みのプラモでしたが、クリーチャー関係の未掲載完成品も画像見つけましたのでまた今度・・・
明日は超オススメ新入荷アイテムのご紹介です。
お問い合わせはyo-ko-kaibutsuya@nifty.com
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