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2014年4月17日 (木)

エリック・ソーサの本気

既に日本のメジャーブランドで幾多のフィギュア原型を仕上げているエリック・ソーサの工房訪問です。

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エリックの仕事の特徴はこの仕事部屋を見ていただければ解る通り、キャラもん中心。アメリカ、日本・・ロボットからヒーロー、アクター、モンスター、クリーチャー・・・割と多くの日本の原型師とよく似ています。
エレクトリック・チキとかサイドショウのスタチュウ原型の仕事をしている時から日本の仕事もしたいっと云う事でしたので、想いを確実に達成していってますね。
また最近は自ら版権取得しての自分ブランドにより、ダイナミックなヒーロー造形してファンを増やしています。
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こんなの・・・。
ボクはアーケードゲーム世代ではないので名前を知らないけど、ウチの目の前の会社でお得意さまの多い会社のキャラだと思ふ。
また、最近ー、新たにDCダイレクト、ユニバーサルなどの1/6版権も取得し、ヒーロー、キャラ好きの造形ファンは3年間ー、エリック・ソーサから目が離せません。んと、愉しみですね〜。
造型師が自らが版権取得しキャラを売る・・・
自分のパフォーマンスを発揮するにはメーカー/販社の思いはない訳なので、これ程、やり易い事はないと思います。
日本で例えるとガイナックスさんなど、エヴァキャラに近いカタチが展開されつつあるのですよ。
しかし、版権取得は契約等日本のソレとは大きく異なり、金額等も桁違いなので「本気度」がわかるところ。
版権取得する為にはある程度、作家性のパフォーマンスプレゼンも要るようで、その時にクロッキー造形したのがコレ。
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ワックスクレイで即効仕上げのクロッキー造形。このキャラ、アメリカでは人気のアニメのナンチャラ(゚ー゚;です(^-^;。
ただ、訪問時ー、このGK、フィギュアばかりのお仕事ばかりではなく、やはり映画キャラデザインのお仕事も・・・ムチャ、メージャーキャラのプレゼン造形です。当然、公開出来ませんが、スピードもいるからワックスクレイ、NSPなどが普及しているのかも知れません。
しかし、ある程度のメジャーフィギュア造型師になると、ムービーのお仕事が来るのがアメリカー。
知る限り殆どの有名スカルプターがそうでした。
サスガ映画産業大国。
GKアイテムの多くは作家本人、その任された工房から直に取っているので、長期間、入荷が遅れるのは主にこの映画のお仕事時です。スミマセン。
日本でもゴジラ、ライダーなど考えればそうかもですね。ただコンテンツの多さとプレゼン依頼する作家の多さが桁違いです。
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この部屋で存在感をアピッテルのが3Dプリンター。割と普及型らしい。が、高級車が買える程のマシン。
ステキに思えるのは・・・
アイデアプラン→版権取得→造形/スカルプ→3D出力→[量産]→販売・・・
[]のトコ以外、ゼ〜ンブ自分。ステキすぎる。
このポテンシャルを見せて貰った。
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これは造形の習作・・・だが、クロッキーレベルとは思えないウマさ。
髪の毛などもっと細かくデキル・・・
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たぶん、このレベルが標準になると思ふ。
エリックのモノは似せ顔をWF/東京でよく売ったケド。アレは主にワックスクレイ。
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エリックの作例があったからフューズ、ゼンのワックスが広まったようにも思える・・最初、ワンフェスでもディーラーダッシュで売り切れたのを思い出す・・・
身近なトコでも山岡くんはしっかり使いこなし、そのテクにも驚かせてもらった。
ここで、アメリカのフィギュア原型師の中でも指折りのエリックに先日、お伝えしたCX-5のポテンシャル評価の詳細を・・・
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ワックスクレイを造ってるスカルプターも多い中南米アーチスト。これは先に述べた通り樹から取れる樹脂成分がキモで、それがワシントン条約にかかる樹だということで中南米が多い。造る場合、致命的なのは固まった後のクラックが入ったりする事。その意味でCX-5はS(ソフトが良いらしい)。最初から人型で販売するCX-5Sフィギュアタイプは御覧のように温めるだけでイロイロ楽しめる。
実際、彼が最近使ってるのは・・・
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うむ、机の上に温度調整可能なワックスペン(温めるスパチュラね)、専用温めポッドの中には赤茶色のクレイが・・・
マジスカのフレッシュのような色だ。
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実体がコレ。やがてホライジングジャパンでもCX-5と共にアナウンスがあると思う。エリックオススメ。エクセレントハンドリングのワックスクレイだ。
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このクレイでの習作。ダリルソックリだが習作・・・(^-^;
Z-ブラシとほぼ同じ色・・・やっぱこの色って何故か立体の奥行き、量感を摑み易い。
もうじき発表もあるが夏のイヴェントに伴い、運営委員会によるキャスティングサポート体制もとる予定ー、そのキャスティング工房では最初からレジンをこの色に近くしようと考えている(もちろんアイボリーもあるけど)。サーシャプラモ計画もコノテの色にした。ニュースタンダードとして肉色フレッシュカラーがこの先の「仕上げ」を換えると思う。
では棚の1/6ヘッドの数々・・・
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ハイ、キャスティングされてても毛穴まで再現する・・・この3年?5年?当たり前になったようなこの仕上げ・・・画像の他もあるだけ、買えるだけ(^-^;持って帰っております。
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コレクションの中に東クンのフランケンモンスターのレジン版を見つけた。
Q.この作家シッテルか?
A.メチャ店の近所だよ。(笑
エリック.いつか行きたい(笑。
彼(東クン)の新作、ドンキホーテを見せてより東ファンに・・・
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カメブシなどポール・コモダイラスト集からの立体化GK。
鮫もここまで出来てる。スカルピーによる造形。
日本では陰影面で不透明なグレースカルピーが普及したと思うがアメリカはオーソドックスなスーパースカルピー率が極めて多い。これは半透明な肉色フレッシュというトコロが量感の確認と極めて薄く部分を造る際に有効ということ。
確かに薄い膜とか造る際、シェイプしていく時など芯が見えるから把握し易い。
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随分前の作例だと思えるが、芯からスカルピーの盛り付け方の参考に・・・
NSPでもほぼなんでもこの感じからスタートする。始まりの一歩の図。
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この習作加減・・・参考にドウゾ(^-^;
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エリックが頻繁に使うお手製の造形ツールの画像を撮るジェントルマン。
昨日ご紹介した、シェール、またGK大御所3名のツールも見せていただき、ある共通したツールが見出せた。
既にクロスワークスが着手しているので、夏のイヴェントでお披露目出来ればと思う・・・。
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エリックの家はモンスターパローザの開催場所に近いので来年は泊まりに来いとも。。。この辺りはジツに多くのロケが行なわれている。
エリックんちの側ではベスト・キッドのロケ地、ターミネーターもこの辺り。
ロケ地ツアーもデキルっと申してました。
以前、NYのロケ地ツアーしてくれたロブを思い出すが、国境を越えれる同好の志というのは本当にいいものだ。大感謝。
次回予告:アメリカ販売店の今

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